6年ぶりのタイトル獲得!復活のユナイテッド!カラバオ決勝【ユナイテッドvsニューカッスル】

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とうとうやってきたカラバオカップ決勝戦!
ユナイテッドは優勝すれば2017年以来6年ぶりのタイトル。
ニューカッスルは54年ぶりのタイトル。
どちらのチームもプレミアで3位と5位とトップ4を争う強豪同士の戦い。

今回も以下の4つでまとめます!

①両チーム情報
②優勝に対する気持ちの違いが出た前半
③ニューカッスルの猛攻を気持ちで凌いだ後半
④試合のまとめ

①両チーム情報

まずはユナイテッド。
ユナイテッドは相変わらず超過密日程のため、ELバルセロナ戦から中2日でこの試合。
現在長期離脱している主力選手はマルシャル、エリクセン、ファンデベークぐらい。一時期よりはかなり戻ってきた。
今季のユナイテッドはロナウドがいなくなってからチームの雰囲気が良くなったように見える。
守備のシーンでファインプレーをしたときなどにお互いに熱い感じで称え合ったり、勝利後にはサポーターを煽って盛り上げたり(特にヴァラン)している。これもきっとテン・ハグのおかげなんだと思う。

対してニューカッスル。
ここ数年あまり強いイメージはなかったが、オーナーが代わり、潤沢な資金を手に入れたことによっていきなり強豪の仲間入りをした。
潤沢な資金を手に入れたからといって、どこかのロンドンのチームのようにお金を無駄に使いまくるわけではなく、監督のやりたいサッカーに合った選手を的確に補強しているイメージ。
なんといってもすごいのは失点数の少なさ!

プレミアリーグ最小失点ランキング
順位チーム失点数
1位ニューカッスル150.65/試合
2位アーセナル230.96/試合
3位マンチェスター・シティ251.00/試合
4位チェルシー251.04/試合
5位マンチェスター・ユナイテッド281.17/試合

プレミアリーグでのニューカッスルの失点数は23試合で15失点とリーグ最小失点チーム。
その中心になるのがGKのポープだが、直近のリーグ戦でレッドカードをもらったためにこの試合は出場停止。
さらに、第二GKのドゥブラフカはユナイテッドでカラバオカップに出場していたためにこの試合に出場することができない。
そのため、この試合では第三GKのカリウスが出場。
「決勝」「カリウス」と聞くと、カリウスのリヴァプール時代のCL決勝を思い出してしまう。

②優勝に対する気持ちの違いが出た前半

まずは両チームのスタメンから

ユナイテッド

最近の試合ではラッシュフォードの位置がどの位置になるのかスタートまでわからないことが多い。
今回はギマラインスを避けてか左サイドでの先発。
バルセロナ戦で怪我から復帰して早速得点を決めたアントニーが右サイドで先発。


最近の試合ではB.フェルナンデスがサイドで起用されることが多かったからか、試合のスタート時に中盤でボールを落ち着かせることができていなかった。この試合でB.フェルナンデスがトップ下起用なので中盤での主導権を握ることを意識しているのかもしれない。

ディフェンスラインは右サイドバックがダロトが先発。
相手の左ウイングのサンマクシマン対策を考えるのであれば最適なのはワンビサカだと思ったのだが予想が外れた。
ダロトがどこまでサンマクシマンを抑え切れるのか。

ニューカッスル

ギマラインスが出場停止明けでこの試合から戻ってきた。
ニューカッスルはギマラインス不在のここ3試合で勝利がなかった。

GKのカリウスはまさかのこの試合がニューカッスルでのデビュー戦。
過去の決勝のトラウマもあるだろうし、いきなりこんな大舞台でデビュー戦とは対戦相手でも少し可哀想に思ってしまう…

センターフォワードは怪我の影響なのかイサクではなく、ウィルソンが起用された。

前半

決勝戦だからか試合開始からかなりオープンな展開が続く。
こんなオープンな展開でもベクホルストはセンターフォワード起用なのに中盤まで下がって守備をしてくれている。本当に良い選手。あとは得点だけだな。

なかなかボールが落ち着かない中

9分。ダロトがサンマクシマンに対して厳しくいってファールをもらう。早い時間帯なのにここでイエローカードも出されてしまう。

このイエローカードの影響で「ダロトvsサンマクシマン」はダロトがカードを意識して後手になるのでサンマクシマンが有利に進められるようになる。

大体の試合では15分ぐらいになるとオープンな展開も落ち着いてボールを回すようになるのだが、この試合は30分あたりまでボールが落ち着かなかった。
この展開だと選手が早めに披露してしまいそう。
そんな中

32分。ニューカッスルの攻撃。
右サイドの開いたところでトリッピアーがボールを受けると内側から右サイドに斜めの動きでロングスタッフが抜けてくる。そこにトリッピアーはスルーパス。ロングスタッフはユナイテッドのキーパーとディフェンスラインの間にグラウンダーの早いパス。
しかし、これは誰も触らずに左サイドに抜けてしまう。
このボールを受けたサンマクシマンが高速切り返しでダロトを抜いてシュート。しかし、デヘアが止める。

サンマクシマンはあの厳つい体であの高速切り返しは反則すぎる。

ここで反撃のユナイテッド!

32分。ユナイテッドの攻撃。
左サイドでボールを持ったラッシュフォードがドリブルで仕掛けようとしていたところに、下がりながらギマラインスがタックル。全くボールには行かずにタックルしにきただけ。カードは出なかったが、結構悪質。
このプレーで得たフリーキック。
キッカーはショー。相手キーパーとディフェンスラインの間に絶好のボールを蹴ると、これにドンピシャでカゼミロが合わせてゴール!

ここ最近セットプレーからの得点がなかったので久しぶり。
どんな形であれ落ち着かない時間帯が長かった分先制点の価値は大きい。
この後は主導権をニューカッスルに握られてしまうが、ユナイテッドはワンチャンスをものにする!

39分。ユナイテッドの攻撃。
相手のボールをカゼミロがヘッドで跳ね返したセカンドボールを拾ったベクホルストがドリブルで持ち上がる。
ベクホルストの後ろにいたラッシュフォードは追い越して中に走り込んだ後に切り返して左に走って裏に抜けた。
裏に抜けたラッシュフォードにベクホルストはスルーパス。
ラッシュフォードにはボットマンがついていたが、ラッシュフォードは強引にシュート。シェアにディフレクトしてカリウスの反応がずれてゴール!

このゴールでチームの雰囲気は最高潮!
守備で守ったカゼミロは観客をガンガン煽っていた。
このユナイテッドの雰囲気にイラついたのかニューカッスルのジョエリントンが前半最後の方はかなり荒れていた。

ユナイテッドの2-0のまま前半終了。
前半はニューカッスルに流れがあったように思えたが、ヴァラン・カゼミロの優勝経験の多い選手が盛り上げて気持ちで勝ったように見えた。

③ニューカッスルの猛攻を気持ちで凌いだ後半

後半スタートから両チーム選手交代があった。

45分。選手交代。
ユナイテッド
ダロト→ワンビサカ
ニューカッスル
ロングスタッフ→イサク

ユナイテッドは前半にイエローカードをもらってしまったダロトに変わってワンビサカが出場。
ニューカッスル左ウイングのサンマクシマンにこれ以上好きにやらせないようにするためだと考えられる。

ニューカッスルはロングスタッフに変えてイサクが出場。
中盤を削ってイサクが前線に入るのか、それともそのまま中盤にイサクが入るのか。

後半

後半から出場のイサクは中盤に位置しているようだった。中盤でボールを受けるとパスではなく、ドリブルで強引に持ち上がるシーンが多くなる。
ユナイテッドはどのドリブルをなかなか止められず、ニューカッスルに何度かチャンスをつくられる。

この状態を見てテン・ハグが動く

69分。ユナイテッド選手交代。
フレッジ→ザビッツァー
ベクホルスト→マクトミネイ

選手の配置は以下の通り。

トップ下にマクトミネイを配置して中盤での守備を厚くした。
また、センターフォワードにラッシュフォードを配置したことでロングボールのカウンターも狙えるようにした。

この戦術がそのままハマったのが

74分。ユナイテッドの攻撃。
中盤で相手のドリブルをスライディングでザビッツァーが止めるとすぐに前線に走ったラッシュフォードにスルーパス。
ボールを受けたラッシュフォードはペナルティーエリア外からシュートを狙うもカリウスに止められる。

後半に入ってからニューカッスルペースで攻められるが、ユナイテッドは右サイドにワンビサカが入ったことでニューカッスルのサンマクシマンの攻撃は無効化できていた。

78分。ニューカッスル選手交代。
サンマクシマン→マーフィー
ギマラインス→ウィロック
82分。ユナイテッド選手交代。
アントニー→サンチョ

ニューカッスルは攻撃が無効化されたサンマクシマンを交代。

対してユナイテッドは後半疲れからか足が止まっていて、ボールロストも多くなっていたアントニーが交代。

ここからさらにニューカッスルの猛攻が続く。
テン・ハグは守り切るために

88分。ユナイテッド選手交代。
ラッシュフォード→マグワイア

フォワードを無しにして5バックにして最後まで守り切る体制に入る。

92分。ニューカッスル選手交代。
アルミロン→アンダーソン
ウィルソン→リッチー

ユナイテッドはニューカッスルの猛攻を最後まで凌いで2-0の勝利!

6年ぶりのタイトル獲得!!

④試合のまとめ

後半は特にニューカッスルに攻め込まれる時間帯が多く、ヒヤヒヤしていた。
しかし、終わってスタッツを見てみると、シュート本数は15本と撃たれているが、枠内シュートは前半1本と後半1本のみだった。

これはやはりユナイテッドのディフェンス最強トライアングルのヴァラン、マルティネス、カゼミロのおかげだと思う。
優勝をよく知るメンバーだからこそできるディフェンスだったんだろう。

ユナイテッドはたかがカラバオカップのタイトルかもしれないが、6年ぶりにタイトルを獲得できたことは大きい。
ここ数年暗黒期だったユナイテッドだが、このタイトル獲得で自信をつけて残りの大会のプレミア、FAカプ、ELと優勝を狙ってほしい。

またこの感動を味あわせてくれ!

最後までありがとうございました!

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