2月8日に対戦してから中3日でまたもローズダービー。
「ローズダービー」についてはこちらをご覧ください。
前回の対戦ではオールドトラフォードで2-2ドロー。
リーズに2点の先制を許しながらも後半に好調ラッシュフォードと復帰のサンチョの得点でなんとか引き分けに持ち込んだ試合でした。
今回はリーズのホームでの試合。
結果としてはユナイテッドの2-0の快勝!
しかし、スコアほどの差はなく、内容としてはギリギリの戦いだったように思う。
今回も
・スタメン発表
・何もやらせてもらえなかった前半
・選手のコンバート成功の後半
・最後のまとめ
の3つに分けて書いていきます!
スタメン発表
リーズ
基本のシステムは変更がなさそうだが、スタメンでいうと前節前半で負傷交代したシニステラ、同じく前半脳震盪で交代したストライクはベンチ入りもせず。
前回交代で入ったサマービルとフィルポがそのままスタメンで起用されている。
ユナイテッド
前節と比較すると3選手を入れ替え。
16日にELプレーオフ第1戦のバルセロナ戦があるのでセンターバックのマルティネスとヴァランは温存され、今節ではマグワイヤとショーの2枚を起用。
テン・ハグ体制になってからはディフェンスラインでのボール回しとビルドアップが基本になっているのでマグワイヤだとかなり不安…
前線では前節で復帰後初ゴールを決めたサンチョがスタメンで起用。
好調ラッシュフォードはプレミア3試合連続得点中。
ここ2試合ぐらいは後半の選手交代でセンターフォワードになってから得点しているのでそろそろスタートからセンターもありかと思っていましたが、今回もスタートは左から。
ラッシュフォードの4試合連続得点に期待!
デヘアはこの試合でプレミア通算400試合出場。
なんとしてでもクリーンシートで終わらせてあげたい!
何もやらせてもらえなかった前半
前節では前半の立ち上がりと後半の立ち上がりの良い時間帯でリーズに得点を許しているのでユナイテッドはかなり警戒した立ち上がり。
4分。リーズ、中盤でのフリーキック。左サイドに蹴ったボールはブーバーの元に。ブーバーは中に折り返してバンフォードが合わせるもデヘアの好セーブ。こぼれ球に反応したサマービルがシュートを打つも枠を外れる。
ユナイテッドはディフェンスラインからつないでビルドアップを狙うが、マルティネスとヴァランの時のように上手く行かない。パスの出しどころがない状態が多くみられる。
19分。ユナイテッド、中盤低い位置でボールを受けたB.フェルナンデスが体制を崩しながらも右サイドを駆け上がったサンチョにスルーパス。サンチョはボールキープをして味方の上がりを待つ。駆け上がってきたB.フェルナンデスにパス。中央右寄りフリーでボールを受けたB.フェルナンデスはシュートを打つが枠を外れる。
26分。リーズ、セットプレーが続くが、ことごとくマグワイヤに阻まれる。流石にマグワイヤは空中戦には強い。
守備の部分でマグワイヤは体の強さを活かして流石と思わせる場面があったが…
39分。ユナイテッド、ショーからのバックパスを受けたマグワイヤはデヘアまでボールを下げようとするが、これをバンフォードに狙われてボールロスト。マグワイヤのところが狙われているように思う。
この時カメラが捉えたデヘアの表情が「なんで後ろなんだよ!」のような不満の表情だった。デヘアとマグワイヤの相性は「混ぜるな危険」だなと再認識。
44分。リーズ、ディフェンスラインのコッホから右サイドにロングパス。マラシアが後ろに下がりながらヘディングするが、クリアしきれず、それをサマービルが広いシュート。デヘアとマグワイヤでなんとかピンチを切り抜ける。
46分。ユナイテッド、リーズがディフェンスラインでボールを回していたところでブーバーが前線にビルドアップしようとしたボールを至近距離でB.フェルナンデスがカット。相手ディフェンスラインの裏に抜けたB.フェルナンデスがキーパーと1対1になる。しかし、シュートはキーパーの好セーブに阻まれる。前半で一番のチャンスだった。
ここで前半終了。
前半は一言で言うなら「リーズの守備が良い!」
前節のように引いて守るのではなく、前線からプレスをかけてフレッジとザビッツァーの元にパスを出させないようにし、サイドではめてとることが上手くできていた。前半はラッシュフォードとサンチョがボールに触ることすらできていなかった。
ポゼッションはユナイテッドが7割だったが、ディフェンスラインでボールを持たされているだけの印象。
更に、ディフェンスラインのボール回しもマグワイヤのパスミスが目立ち、そこをリーズに狙われているようにも見えた。
後半もリーズが体力が持つのであれば何かしらの打開策がないとユナイテッドは得点できる気配がない。
後半の選手起用に期待。
選手のコンバート成功の後半
両チームともに後半スタートでの選手交代はなし。
47分。リーズ、ショーのパスミスをカットしたマッケニーが縦パスを入れる。パスを受けたサマービルへの寄せが甘かった(マグワイヤ)ので前を向かれてシュートするがデヘアに阻まれる。
48分。リーズ、右サイドのコーナー。ショートコーナーからセンタリング、中でフリーになっていたマッケニーが合わせるが、前にいたマブワイヤがでブラインドになり、肩に当たって枠は外れる。
後半スタートからマグワイヤのミスが目立つ。前半立ち上がりにサマービルにシュートを打たれたシーンでもマグワイヤの寄せが甘くてシュートを打たれるし、ディフェンスラインからのビルドアップでもパスミスが目立つ。
57分。リーズ、選手交代。 バンフォード→ルター
61分。ユナイテッド、選手交代。 サンチョ→ガルナチョ マラシア→マルティネス
この選手交代でセンターバックだったショーはいつもの左サイドバックへ。ガルナチョはそのままサンチョのいた左サイド。
驚いたのが、選手交代以外で選手の配置が変わっていたところ。
ラッシュフォードがセンターフォワードになり、B.フェルナンデスが右サイド。ここまではよくあるポジションチェンジだったが、トップ下の位置にベフホルスト!
ここから流れがユナイテッドに傾いてくる。
63分。ユナイテッド、左サイドでクリアボールを拾ったショーが縦パス。左サイドの深い位置でボールを受けたガルナチョがマイナスにパス。ボールを受けたフレッジが横に流してフリーのダロトがミドルシュート。惜しくもクロスバーに当たる。
マルティネスが入ってからはディフェンスラインでのパス回し時に周りの選手に細かくコーチングをするようになる。
横にいるマグワイヤとは落ち着きが全然違う。
また、ディフェンスラインでボールを回す時は両サイドバックは上がって、ザビッツァーがディフェンスラインに入ってボール回しをするようになる。
70分。リーズ、右サイドのコーナーキック。ニアに蹴ったボールをルターがフリック。ファーにいたエイリングがオーバーヘッド。惜しくもキーパーの正面。
73分。ユナイテッド、選手交代。 ダロト→ワンビサカ リーズ選手交代。 ハリソン→アーロンソン
80分。3バックの位置からザビッツァーが持ち上がり、ベフホルストに縦パス。ベフホルストはフレッジに落として細かくパスを繋ぐ。ボールを受けたザビッツァーが左サイドに大きく展開。ボールを受けたショーが中にライナー性のセンタリング。これに合わせたラッシュフォードがヘディングでゴール。
このゴールでラッシュフォードは公式戦15試合で13ゴール。
プレミア4試合連続ゴール!
85分。ユナイテッド、中盤でボール拾ったフレッジが中のベフホルストにパス。ベフホルストはダイレクトで左サイドのガルナチョにパス。ガルナチョはワンタッチめでマークのコッホを置き去りにし、そのままゴールニアサイドにシュート。これがゴール!
前節決定的なシーンで2回も外していたガルナチョだったが、今回は落ち着いてゴールニアサイドを撃ち抜いた!
ガルナチョのゴールパフォーマンスは最初ロナウドのゴールパフォーマンスをするのかと思ったらとても可愛いゴールパフォーマンスだったw
86分。リーズ、選手交代。 マッケニー→グリーンウッド
89分。ユナイテッド、リーズのコーナーのこぼれ球をラッシュフォード→B.フェルナンデス。そのまま持ち上がり、ロングカウンター。駆け上がったガルナチョにラストパス。ガルナチョは切り返してシュートを打つが、ディフェンスに阻まれる。
91分。ユナイテッド、選手交代。 ラッシュフォード→エランガ
このまま試合終了。
最後のまとめ
前半はリーズの前線からのプレスがはまり、ユナイテッドは思うようにボールを回すことができなかった。リーズは得意のセットプレーなどでチャンスを作るも、前半のうちに決め切ることができなかったのが大きかった。
対して後半はユナイテッドの選手交代が功を奏した!
驚いたのはベフホルストのトップ下起用。リーズの前線からのプレス対策としてベフホルストを下げたと思うが、予想以上に足元が上手く、中盤で貯めを作ることができていた。
得点シーンは2得点ともベフホルストにボールが入ったところからだった。テン・ハグ監督は選手のポジションコンバートがとても上手い。
今シーズンのユナイテッドでは
ショーが左サイドバック→センターバック
ラッシュフォードが左ウイング→センターフォワード
カゼミロがボランチ→センターバック
そして今回のベフホルストがセンターフォワード→トップ下
これまでも攻撃時にベフホルストにボールがおさまってからからチャンスになることが多かったのでこれからもビルドアップがうまく行かない時にはベフホルストのトップ下起用は良さそう。
次回はELプレーオフ第1戦のバルセロナ戦をレビューしていきます!
最後までありがとうございました!
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