【マンチェスターUvsリーズ】マッチレビュー

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今回は9月18日に開催予定の延期試合。
この2チームの対戦は今週日曜日にも対戦が決まっている。
2チームの相性としてはプレミアリーグ17戦でユナイテッドが1敗しかしていないという圧倒的ユナイテッド有利な試合ですね。

プレミアリーグには多くのダービーマッチが存在します。その中でもこの2チームは「ローズダービー」と言われ、イギリスの歴史に大きく関わってくる。


ローズダービー

それぞれが本拠地を置く、マンチェスターとリーズは、イングランドの中でも対抗意識が激しい2都市です。

その背景は15世紀に発生したイングランドの内乱「薔薇戦争」まで遡ります。イングランド王朝の執権争いと発展したこの戦争は、マンチェスター治めるランカスター家と、リーズを治めるヨーク家による権力闘争です。そしてランカスターの紋章は「赤薔薇」であるのに対し、リーズ家の紋章が「白薔薇」であったのことから、この戦争は後世で「薔薇戦争」と呼ばれることとなりました。

このような歴史的背景からぺニン山で分けられたマンチェスターとリーズは地域としてライバル関係にあり、この両チームの試合は薔薇戦争に由来して「ローズ・ダービー」と呼ばれるようになりました。

https://tele-saka.com/rose-derby/

両家の紋章が薔薇だったから「ローズダービー」なんですね。
しかもその薔薇の色がチームの色になっていると言うのがどちらのチームも歴史を感じますね。

両チームの順位は以下の通り。
ユナイテッド→3位
リーズ→17位

ユナイテッドの概要

W杯後プレミア再開以降絶好調のユナイテッド。
ホーム戦に限れば現在13連勝中。
ファーガソン監督時代のホーム連勝記録が17連勝なので継続させてテン・ハフ監督にはレジェンドのファーガソンを超えていただきたい。
そんな絶好調のユナイテッドを牽引しているのが2選手。
ラッシュフォードとカゼミロだ。
ラッシュフォードはW杯以降公式戦13試合で11ゴール。ホームでのプレミア5試合連続ゴールと今シーズン覚醒したラッシュフォード。
ちなみにホームでのプレミア6試合連続ゴールを達成しているのはルーニーのみ。ラッシュフォードにもレジェンドのルーニーにまずは並んで、超えていただきたい。
カゼミロは前節クリスタルパレス戦で一発レッドでの退場の為、3試合出場停止処分。
今シーズンユナイテッドは公式戦での敗戦が6試合。
カゼミロが出場していない試合が4試合。そのうち3試合で敗戦。
カゼミロが出場した30試合。そのうち3試合で敗戦。
簡単に敗戦を確率で言うならば
カゼミロがいない時→75%
カゼミロがいる時→10%
カゼミロの存在の大きさが分かる。
今節カゼミロの出場ができないとなるととても心配。今冬加入したザビッツァーがどこまでカゼミロの穴を埋められるのかに期待。

リーズの概要

好調なユナイテッドに対してリーズはプレミアリーグ7戦未勝利で降格圏争い中。
この結果を受けてマーシュ監督が解任。しかし、この試合までに新監督の就任には至らず、残った3人のコーチで指揮を取ることになった。
監督不在の不安定な状況だが好調ユナイテッドに一矢報いることができるのか。

スタメン

ユナイテッドはカゼミロに代わってザビッツァーが移籍後初先発。
ここまで右サイドで良いコンビネーションを見せてくれていたワンビサカとアントニーが不在。
ワンビサカは体調不良。アントニーは怪我のよう。
前節のクリスタルパレス戦で途中出場・途中交代という悔しい結果に終わってしまったガルナチョが先発。前節の悔しさをこの試合で爆発させてほしい。

リーズは今冬ユベントスから移籍してきたマッケニーが初先発。

前半

試合開始直後に動きがあった。

1分。ユナイテッドがボールを回していたところ、中盤右サイドでボールを受けたB.フェルナンデスがプレスを受けてボールロスト。リーズのニョントのところにボールがこぼれると、そのまま左サイドからもちあっがり、バンフォードとワンツーで中に切り込み、ニアサイドを狙ったミドルシュートがゴール!

ユナイテッドが油断していた時間帯にしっかり決められてしまった。
そしてデヘアはいつも通りニアサイドのシュートに弱い…

7分。リーズ、シニステラが急にピッチに倒れ込む。試合続行は不可能のようで選手交代。
シニステラ→サマービル
11分。リーズのコーナーキック。ショートコーナーから中に入れると、ブーバーのフリックからストライクの元に来るが、高さが合わず胸にあててゴールに流し込もうとする。しかし、ここはデヘアの好セーブでなんとか乗り切る。

立ち上がりはリーズのプレスがハマってユナイテッドはなかなか前線にボールが運べない!

13分。ユナイテッドは左サイドでもらったフリーキックからのこぼれ球がザビッツァーの元にこぼれ、そのままミドルシュート。しかし、枠を大きく外れる。これがユナイテッドにとって最初のシュート

ここまでフレッジとザビッツァーが試合が中断するたびに会話をしてお互いの位置を確認しているように見えた!

17分。ユナイテッド、中盤でダロトがパスカット。ダイレクトで縦にパス。それに反応したB.フェルナンデスが持ち上がり、ファーにグラウンダーのパス。フリーでボールを受けたガルナチョがシュートをするも枠を外れる。このシーンではベフホルストがファーにガルナチョがいるのを確認してニアにディフェンスを引きつけている
19分。ユナイテッド、ベフホルストにくさびのボールが入ると、フェルナンデスに落とし、右サイドに展開。ボールを受けたラッシュフォードが持ち上がりミドルシュート。シュートはリーズのストライクの顔面にヒット。ストライクは脳震盪で試合続行不可能と判断されて選手交代。
ストライク→フィルポ

ラッシュフォードの殺人シュート…

敵チームとはいえ前半で負傷交代が2人は戦術プランが一気に変わってしまいそう。

27分。ユナイテッド、中盤でのこぼれ球をベフホルストがキープフェルナンデスに落とし、ダイレクトで前線へスルーパス。これに反応したガルナチョが飛び出る。裏に抜けたガルナチョはキーパーを交わし、追いかけてきたディフェンスもかわして無人のゴールにシュート。しかし、ギリギリで戻ったブーバーにクリアされる。

ガルナチョ!ビッグチャンス連続で逃してるじゃん!

31分。ユナイテッド、リーズのカウンター攻撃を阻止した直後、ボールをもったB.フェルナンデスが、前線右サイドで動いたラッシュフォードにロングパス。フリーのラッシュフォードは持ち上がり、一番遠いファーサイドのガルナチョにセンタリング。中に切り込んでシュートを打つもブロックされてしまう。そのこぼれ球をザビッツァーがミドルシュート。枠に入っていたものの、メシレの好セーブに阻まれる。
49分。ユナイテッド、左サイドからザビッツァーのクロスに相手選手が触り、コースが変わるが、ラッシュフォードが反応してなんとかダロトに落とす。ダロトはそのままミドルシュート。しかし、またもリーズのブーバーにブロックされる。

前半終了。
前半は立ち上がりのユナイテッドの油断でリーズに対して先制を許してしまったが、それ以降ユナイテッドは落ち着いてチャンスを多く作れていたが得点には至らず。
クリスタルパレス戦自由に動いて色々なところでボールを受けていたショーだったが、前半ではあまりボールに触れている場面がなかった。
前半で良かった場面では大体ベフホルストが絡んでいた。ベフホルストが絡んだチャンスが3回。後半もベフホルストに期待したい。

後半

両チームともにハーフタイムでの選手交代はなし。

後半

リーズは後半立ち上がりも前半の立ち上がり同様に積極的に攻撃をする。その中でも左サイドのニョントにボールを集める。

48分。リーズのコーナーキックのこぼれ球がガルナチョの元に。すぐさまプレスをかけられてボールロスト。ガルナチョがハンドのアピールをするが流される。ボールを奪ったリーズは左サイドのニョントにパス。ニョントは駆け上がってきたサマービルにスルーパス。サマービルは中にセンタリング。これがヴァランに当たりオウンゴール。

前半同様に立ち上がりのところで失点!リーズは良い時間帯を狙ってきてるねー

55分。ユナイテッド、中盤でボールを受けたフェルナンデスが前線のベフホルストに縦パス。ボールを受けたベフホルストは前を向き逆サイドのラッシュフォードの元にサイドチェンジのパス。ラッシュフォードは中に切り込んでシュートするも枠を外れる。前半同様にベフホルストにボールが入るとチャンスに繋がる。

あんまり目立ちはしていないけど、ベフホルストは良い仕事してる!

そして、ベフホルストとB.フェルナンデスの関係が良い!

58分。ユナイテッド、選手交代
ベフホルスト→サンチョ
ガルナチョ→ペリストリ
ペリストリはプレミアリーグ初出場
62分。ユナイテッド、中盤でボールを受けたザビッツァーが左サイドのペリストリにロングパス。相手選手と競りながらもペリストリはボールをキープ。上がってきたダロトにボールを落とすとダイレクトでセンタリング。中にいたラッシュフォードが高い打点でヘディング。これがゴールに吸い込まれてゴール。ラッシュフォードはプレミアホーム6戦連続ゴール。ルーニーの記録に並んだ。

ラッシュフォードは前節のクリスタルパレス戦でもセンターフォワードにポジションチェンジしてから得点しているので左サイドよりも中の方が向いているのでは?

63分。リーズ選手交代。
バンフォード→ルター
ハリソン→アーロンソン
64分。リーズ、ペナルティーエリア左よりの良い位置でフリーキック。キッカーはアーロンソン。ゴール左を狙ってシュート。壁4枚の真ん中を開けてしまい、そこを抜かれて行くが、ポストに直撃。
69分。ユナイテッド、中盤でマルティネスがインターセプト。ボールを受けたサンチョが左サイドを持ち上がり、中のラッシュフォードにパス。ラッシュフォードは縦にドリブルで中にセンタリング。ボールがフェルナンデスの元に行くもシュートはブロックされてしまう。
70分。ユナイテッド、中盤でボールカットしたショーが持ち上がり左サイドに張っていたサンチョとワンツーで抜ける。ショーは中へのセンタリング。これはブロックされてしまうが、中に入ってきたサンチョの元にボールが転がってきて、シュート。これがゴールに吸い込まれてゴール!

この得点シーンの直後にゴールパフォーマンスをしようとしたサンチョをみんなは祝いに行くが、ラッシュフォードだけは「すぐ戻れ!」とユニホーム引っ張っていた!この勝ちにこだわる感じ良いね!

76分。ユナイテッド、相手のパスミスをカットしたラッシュフォードがワンタッチで前に抜ける。完全にディフェンスラインの裏に抜け出したが、フィルポがファール覚悟で後ろから引っ張りファールでイエローカード。

決定機での悪質なファールだったからレッドカードだろー!!

77分。ユナイテッド、右サイドでボールをカットしたB.フェルナンデスが、持ち上がり、中へセンタリング。中にいたヴァランにドンピシャだったが、キーパーのファインセーブに阻まれる
81分。ユナイテッド、選手交代。
ダロト→マラシア
ザビッツァー→リンデロフ
89分。ユナイテッド、ハーフライン手前でB.フェルナンデスからボールを受けたサンチョがドリブルで駆け上がる。1人かわしてマイナスにパス。フリーのフレッジがダイレクトでシュートするもディフェンスにブロックされてしまう。
90分。リーズ、選手交代
ニョント→フェルナンデス
マッケニー→グリーンウッド
92分。ユナイテッド、左サイドでボールを受けたラッシュフォードが中にドリブル。カットされるがそのこぼれ球をフレッジがダイレクトシュート。左から巻いて枠に入っていたものの、キーパーの好セーブに阻まれる。

ここで試合終了。

後半はサンチョの投入のおかげで攻撃が活性化した。前半から左サイドではガルナチョが積極的にドリブルで仕掛けていたのでリーズの右サイドバックのアイリングは疲れ切って全くサンチョに対応できていなかった。

ラッシュフォードがセンターフォワードになってからはラッシュフォードが裏に抜け出す動きを頻繁にするのでユナイテッドは中盤やディフェンスラインからの裏を狙うロングパスが増えた。

ユナイテッドにとっては2点ビハインドのところから同点に追いつくことができたのは良かったが、このような試合で勝ち切ることができないと優勝争いには食い込めないな。

日曜日にはまた同カードでの試合があるのでユナイテッドには今度こそ勝ちきって欲しい。

最後までありがとうございました!

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