ユナイテッドはELアウェイバルセロナ戦から中2日のプレミア第24節レスター戦。
この試合が終わったら中3日でELホームバルセロナ戦があるので本当に超過密日程…
現状でも負傷離脱している選手が多いので、ここからプレミア優勝を狙いに行くにはもう選手の離脱は避けたいところ。
今回は以下の4つでまとめます!
①両チーム情報
②前半【流れはレスター!しかし、デヘアの神セーブと覚醒ラッシュフォード!】
③後半【みんな大好きベクホルスト!】
④試合のまとめ
①両チーム情報
ユナイテッド
最初にも書いた通りユナイテッドは超過密日程。
しかし、絶好調のユナイテッドは公式戦18試合で1敗飲み。プレミアの順位ではこの試合に勝てば2位のシティと同じ試合数で勝ち点差3まで縮まる。
上位2チームは最近プレミアで勝ちを逃したりとあまり調子が良くないのでユナイテッドがこの調子を続けられれば優勝もあり得る気がしてきた。
レスター
現在プレミアでの順位は14位。
開幕戦を引き分けて、そこから6連敗と開幕から7試合勝利がなかった。しかし、ここ3試合では負けなし。ここ2試合では4得点ずつとかなり復調してきた。
前回対戦ではレスターのホームでサンチョのゴールで0-1とユナイテッドが勝利している。
②前半【流れはレスター!しかし、デヘアの神セーブと覚醒ラッシュフォード!】
まずはスタメンから
まずはユナイテッドの守備陣から
バルセロナ戦のためにヴァランを温存。代わりに先発なのがリンデロフ。
リンデロフの先発は1月3日のボーンマス戦以来。マグワイアよりは安心感があるが、守備・ビルドアップ共にヴァランの代役になれるのかどうか。
攻撃陣はELバルセロナ戦同様に
センターフォワード→ラッシュフォード
トップ下→ベクホルスト
バルセロナ戦でもうまくいっていたのでそのままの起用。
前線や中盤でのベクホルストの運動量とボール奪取に期待。
前半
前半の立ち上がりがあまり良くなく、流れをレスターに持っていかれる。
バルセロナ戦は良かったが、最近のリーズ戦連戦でも前半後半の立ち上がりで相手に流れを持っていかれて得点を許していたので立ち上がりは今後も注意が必要。
そんな流れが悪い中でもデヘアの神セーブ2本に助けられる。
8分。レスターのボール回しをインターセプトにでたリンデロフだったが、取りきれず、ボールがこぼれる。そのボールがバーンズのもとにこぼれてレスターのカウンター。バーンズは持ち上がり、ペナルティエリアあたりでイヘアナチョとワンツーでディフェンスラインの裏に抜け出し、キーパーと1対1。シュートを打つがデヘアのファインセーブでピンチを切り抜ける。
20分。ハーフラインあたりでボールを持ったサウターが右サイドのカスターニュへスルーパス。カスターニュへの対応がガルナチョなのかショーなのかはっきりしていなかった。パスが通った後もショーとガルナチョで少しお見合いしてしまい、寄せが甘くなる。カスターニュはファーにセンタリング。中ではリンデロフとダロトがマークの受け渡しが上手くできずイヘアナチョをフリーにしてしまう。センタリングをフリーでイヘアナチョがヘディング。しかし、これをデヘアが神セーブ。これで既に2点防いだ。
立ち上がりうまくいかなかったのが、レスターの前線からのプレスがよく、ユナイテッドはディフェンスラインからのビルドアップがうまくいかなかった。
デヘアにボールを戻す場面が多く、デヘアはロングボールで切り抜けることが多かった。さらに、ロングボールを競り合った後のセカンドボールをレスターに拾われることが多かったのが流れを持っていかれた原因だと考える。
また、マークの受け渡しもうまくいっていない場面が多く、守備は不安な立ち上がりだった。
このレスターに流れを持っていかれていたところを打開してくれたのはやはりエースのラッシュフォード!
25分。レスターのパスミスをザビッツァーがハーフラインあたりでインターセプト。そのボールを右サイドのB.フェルナンデスが受けてすぐにラッシュフォードへロングスルーパス。裏に抜けたラッシュフォードはキーパーと1対1になる。中にガルナチョが上がってきていたが、ラッシュフォードは自分で落ち着いてシュート。これがゴールで先制点。
あのキーパーと1対1の場面で中にフリーのガルナチョがいてもなんの迷いもなくシュートを打ち切るあたりに絶好調ラッシュフォードの自信を感じる。最近のラッシュフォードの得点シーンやシュートシーンをみていると全盛期のロナウドのように見えてきた。
このゴールで流れを引き戻したユナイテッド
36分。自陣中盤でフレッジがボール奪取。それを中でフリーのベクホルストが受ける。右サイドから中に駆け上がったダロトにパス。そのまま中の方にドリブルで持ち上がる。右サイドでフリーになったB.フェルナンデスにパス。ダロトはパスを出した後中に駆け上がり、B.フェルナンデスからのセンタリングにフリーで合わせるも枠を外れる。
この場面、B.フェルナンデスから完璧なパスで、ダロトは合わせるだけだったのに枠を外してしまった。ここは決めておいてほしかった…
前半についてまとめると
前半の大半はレスターに流れを持っていかれてしまった。
しかし、デヘアの神セーブ2つと、絶好調ラッシュフォードのゴールで流れを強引に引き戻した。
先発メンバーについては
ベクホルスト→トップ下起用はやはり良かった。
中盤での運動量もすごいが、フォワードとは思えないスライディングの技術!レスターの攻撃の目をしっかり防いでくれていた。
ガルナチョ→前半は得意なドリブルはほとんど見せることができなかった。それよりもディフェンス時にマークが甘かったり、マークの受け渡しミスがあったりと悪目立ちの方がしていた。やはりまだスーパーサブで先発起用ではないような気もする。
リンデロフ→ポジショニングがよく、危険な場面をことごとく止めていたように見えた。これなら十分ヴァランの代役を務められる。
③後半【みんな大好きベクホルスト!】
ユナイテッドは後半スタートからメンバーをいじってきた。
前半悪かったガルナチョを交代。
サンチョを投入。そのまま左サイドに入れるかと思われたが、まさかのトップ下起用。
サンチョのトップ下起用はこれまでありだと聞いていたが、試合で見るのは初めて。
この選手起用がうまくハマったのか後半はほとんどデヘアの力を借りず、ユナイテッドペースで試合が進む。
56分。ディフェンスラインでボールを持ったマルティネスから超スピードグラウンダーパスが前線に出される。これを受けたフレッジが左サイドから中へ斜めの動きで裏に抜け出したラッシュフォードにスルーパス。抜け出したラッシュフォードはキーパーと1対1。落ち着いてキーパーのまたを抜いてゴール!
裏への抜け出しも、シュートシーンの落ち着きも素晴らしい!
本当に頼れるエース!
ここで久しぶりにマクトミネイが出場!
59分。ユナイテッド選手交代。 フレッジ→マクトミネイ
マクトミネイは1月22日のアーセナル戦以来の出場。
冬の移籍市場では出場機会を求めて移籍も考えていたそう。
アカデミー出身のマクトミネイにはもう少し残っていて欲しいし、もっと試合に出てもらいたい。
レスターも選手交代
59分。レスター選手交代。 メンディ→ソマーレ デューズバリーホール→ティーレマンス
この選手交代時にティーレマンスがピッチに入る瞬間にテン・ハグ監督がティーレマンスの背中を叩いて「頑張れ」みたいにしていた。
これはティーレマンスがユナイテッドにくる確定演出!?
交代直後にまたも得点シーン!
61分。レスターのティーレマンスからの縦パスをマルティネスが寄せてカット。それを拾ったザビッツァーが右サイドから中に入ってきたラッシュフォードにパス。ラッシュフォードはそのまま中に入りながらドリブル。上がってきたサンチョにパス。サンチョは右サイドから上がってきたB.フェルナンデスとワンツーで抜けてシュート。これがゴール!
このゴールはサンチョとB.フェルナンデスのワンツーが綺麗に決まったところが凄いが、影の立役者にベクホルストがいる。
サンチョが最初にボールを受ける時にベクホルストが内側から左サイドに走ったことでレスターのディフェンス2人の意識がベクホルストに向いた。それで空いたスペースを使ってサンチョとB.フェルナンデスのワンツーが決まった。
ベクホルストは得点はないものの、このような良い動きでチームへの貢献度が本当に高い。
3-0となればユナイテッドとしてはもう安泰ということでバルセロナ戦に向けて温存なのか選手交代。
69分。ユナイテッド選手交代 ラッシュフォード→エランガ ルーク・ショー→ワンビサカ
エランガはそのまま左ウイングに入ったが、気になるのがサイドバックの位置。
右サイドバック→ワンビサカ
左サイドバック→ダロト
まさかのダロトが左サイドバックでの起用。
3-0と勝利が安泰になった状況だからかユナイテッドはチーム全体的にベクホルストに得点をさせようとしている感が強くなる。
72分。右サイドでボールを持ったワンビサカがザビッツァーとワンツーで前に抜ける。中を駆け上がってきたベクホルストにセンタリング。ベクホルストはフリーだったが、レスターのカスターニュが下がってきたのが間に合ってブロックされてしまう。
87分。右サイドをボールを持って駆け上がったマクトミネイが中のサンチョへパス。ボールを受けたサンチョは左斜めにドリブル。サンチョのドリブルにクロスするように右サイドに広がったベクホルストにスルーパス。フリーでボールを受けたベクホルストだったが、シュートはキーパーに阻まれる。
どちらのシーンも惜しいシーンではあったが、決め切ることができず。
ユナイテッドのみんなが守備でいつも貢献してくれているベクホルストに得点させてあげようという愛を感じてすごく良い雰囲気だなと感じた。
この間に選手交代。
75分。レスター選手交代。 イヘアナチョ→バーディー テテ→プラート 80分。ユナイテッド選手交代。 ザビッツァー→マイヌー
アカデミー出身の17歳のマイヌーはプレミア初出場。
残り時間も少なかったので特徴まではわからなかったが、プレミアの舞台を経験できたことは今後の成長に大きく関わってくるはず。
最終的にベクホルストは最後まで得点することができずに試合終了。
④試合のまとめ
前半はレスターに流れを持っていかれて不安な立ち上がりだったが、終わって見れば3-0の圧勝。
そして絶好調ラッシュフォードはホーム8戦連続ゴールということでホーム連続ゴール記録をまた一つ伸ばした。もうこのまま誰にも抜かれないような記録を作って欲しい。
今のラッシュフォードはゴール前の落ち着き、自信、そしてオリジナルのゴールパフォーマンスとロナウドにどんどん似てきているように思う。ぜひプレミア優勝に導いて欲しい。
みんなにお膳立てされながらも得点することができなかったベクホルスト。
得点自体は棄つことができなかったが、前線と中盤でのプレスや運動量でのチームへの貢献度はとても大きい。何よりしっかり刈り取るスライディングの技術はフォワードとは思えない。
ベクホルストはフォワードとして早くプレミアで得点したいところだとは思うが、焦らずに今の仕事を継続して欲しい。
ユナイテッドは好調を維持しているし、この試合でマクトミネイも戻ってきたように負傷者が戻りつつあるのでプレミア終盤戦も期待できそう!
これならワンチャン優勝まであるんじゃないか!?
最後までありがとうございました!
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