1月18日に対戦したばかりの両チーム
前回はクリスタルパレスホームでしたが、今回はユナイテッドのホームオールドトラフォード。
現在、ユナイテッドはホーム戦12連勝中。これはファーガソン監督時代の10-11年シーズンの17連勝に次ぐ記録。
さらに、1月の月間MVPにラッシュフォードが選出され、チームとしても絶好調。
しかし、良い情報ばかりではなく、今回対戦相手のクリスタルパレスは今シーズンのユナイテッドにとってはあまり相性の良い相手とは言えない。
クリスタルパレスとの直近5試合でユナイテッドは1勝しか出来ていない。
さらに、ユナイテッドは先制した試合は15連勝していたが、前回対戦の引き分けに持ち込まれた試合で連勝をストップさせられている。
また、その試合で決められたオリーセのフリーキックが1月の月間最優秀フリーキックに選ばれている。
ユナイテッドにとっては良い印象がない相手。
それでもホームでの強さを見せて連勝の継続ができるのか注目!
スターティングメンバ
ユナイテッドは直近のカラバオカップ準決勝のスターティングメンバーから2名のみ入れ替えたスターティングメンバー。
今冬の移籍市場ギリギリにバイエルンから獲得したザビッツァーもベンチ入りしているので出場のチャンスがどこであるのか楽しみなところ。
前半
ユナイテッドは試合開始直後から中盤でのプレスが早い。クリスタルパレスはこの早いプレスからなかなか抜け出せない。
3分。ユナイテッド、左サイドでラッシュフォードがボールをキープ。そこをルーク・ショーが追い越し、裏に抜けたところへスルーパス。中へのセンタリングはブロックされるが、左サイドに残っていたラッシュフォードの元へボールが行くと、ラッシュフォードも中へセンタリング。これがクリスタルパレスのヒューズの腕に当たり、PK獲得!
ユナイテッドのPKキッカーはもちろんブルーノ・フェルナンデス。
いつものタイミングをずらすジャンプキックでキーパーの逆をつき先制!
先制したユナイテッドは試合の主導権を握り、試合を進めていく。
この試合でのルーク・ショーは左サイドバックのポジションに囚われず、色々なポジションに顔を出し、あたかもアーセナルのジンチェンコの偽サイドバックのようにも見えた。
15分。ユナイテッド、中盤でボールを奪われてカウンターを喰らいかけるが、ブルーノが遅らせて、そこへルーク・ショーとラッシュフォードが挟んでカット。
このように中盤でのプレスがしっかりしている為にボールを奪われても安心してみていられた。
前半はユナイテッド優勢のまま終了。
ユナイテッドはチャンスの回数は多かったものの、決め切ることができず。
優勢の時に追加点をとっておかないと、前回対戦のように引き分けに持ち込まれてしまうのでなんとしてでも早く追加点が欲しいところ。
後半
両チームともに選手交代はなし。
選手交代はなかったものの、クリスタルパレスのオリーセの位置が中盤からフォワードの位置に変更。
そのためクリスタルパレスは全体的に前のめりなフォーメーションになった。
これが成功し、後半初めはユナイテッドが中盤でボールを失うことが増えるようになる。
46分。ユナイテッド、相手のプレスが厳しくなったことでカゼミロが中盤でボールロスト。
しかし、自分自身でスライディングで取り返す自作自演w
カゼミロってこーゆーシーン多い気がするな。
後半の序盤はクリスタルパレスのプレスがうまくハマり、ボールをクリスタルパレスが試合できるようになってきた。その中、何度かユナイテッドディフェンスライン裏にスルーパスが通り、クリスタルパレスのチャンスになりかけるが、ことごとくリサンドロ・マルティネスにとめられる。
リサンドロ・マルティネスの読みや体の当て方を見ていると身長が低いことを忘れてしまう。
58分。ユナイテッド、選手交代。
ヴェフホルスト→ガルナチョ
選手の配置は以下の通りになる。
ポジションの配置変更。
ワントップにラッシュフォード。左サイドにガルナチョ。
選手交代の直後に監督の采配が当たる。
62分。ユナイテッド、右サイドで細かいパス回しが繋がり、ガルナチョにボールが渡ると左サイドにドリブルで流れながらPA内に侵入。左サイドにいたルーク・ショーにパスが渡る。
ルーク・ショーはダイレクトでディフェンスのまたを抜いて中にグラウンダーのクロス。
中にいたラッシュフォードはあとは合わせるだけ。ゴール!!!
ユナイテッドはこの追加点で勝利に近づいたと思っていたがそう簡単にはこの試合行かなかった。
64分。ユナイテッド、右サイドでアントニーがヒールリフトをしようとして失敗する。華があるプレーに対してスタジアムも沸く。これが相手チームの気分を害してしまったようだ。
65分。ユナイテッド、右サイドでのスローインを受けたアントニーに対してクリスタルパレスのシュワップが突進して吹っ飛ばす。
このプレーに対して選手が入り乱れる乱闘状態になる。
この時、なぜかレフェリーは止めに入るわけではなく静観していた。
落ち着いたところで対象のアントニーとシュワップにイエローカードが提示され喧嘩両成敗。
これで終わるかと思ったところにまさかのVARからのOFR。
選手が入り乱れている際にユナイテッドのカゼミロがクリスタルパレスのヒューズの首を絞めているように見えた為にレッドカードで一発退場。
確かに首を絞めているようにも見えるが、その瞬間だけを切り取ってしまったのがよくなかった。
映像の前後を見てみると、カゼミロは選手が入り乱れている集団がヒューズの後ろに来ているのを見て引っ張って避けさせているように見える。さらに、その直後にはヒューズと笑顔で会話もしていた。
残念ながら疑惑の判定ではあるがカゼミロは退場してしまい、ユナイテッドは1名少ない状態になってしまう。
1人少なくなったユナイテッドはこれまで強かったプレスの強度が若干弱くなる。そこをすかさず逃さなかったのがクリスタルパレス。急にパスが繋がるようになる。
74分。クリスタルパレス、右サイドからのコーナーにグエヒがドンピシャで合わせるも、デヘアの神セーブ。
続いたコーナーでこぼれ球をドゥクレがミドルシュート。枠から外れていたが、シュワップに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれる!
79分。ユナイテッド、選手交代
アントニー→ザビッツァー
まさかの状況でザビッツァーのユナイテッドデビュー。
1人少なくなったユナイテッドは4-4-1のような配置に変更
81分。ユナイテッド、失点を避けて逃げ切りたいところだが、ガルナチョは守って逃げる気は全くなさそう。ガンガン仕掛けていた。ガルナチョのこのハングリーさがとても男心をくすぐる!!
86分。ユナイテッド、またも選手交代。ガルナチョの頑張りも虚しく途中投入の途中交代。
ワンビサカ→リンデロフ、ガルナチョ→マグワイヤ
システム的には5-3-1のような配置
試合終盤、クリスタルパレスはオリーセにボールが渡ると何か起こしそうな雰囲気を出してくる。
前回対戦の時にも試合終盤でFKを決められているのでハラハラ状態。
しかし、その後はディフェンス人の気迫の守りでなんとか耐えて試合終了。
クリーンシートで終わらせることができなかったのは残念だが、首位アーセナルがエヴァートンに敗戦した直後だったので優勝を目指すにはなんとしてでも勝ち点3が欲しかったところ。
ハラハラしながらも勝利できたことは大きい。
しかし、それにしてもカゼミロの退場劇に関しては納得のいかない判定だった。
レフェリーに試合を大きく動かされた試合だった。
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